【必見】5G導入に向けて絶好調!?米国株のキーサイトテクノロジーについて

某大企業による終身雇用制の否定、国による副業の後押し、10月からの消費増税、更には日本円の価値がインフレで下がっている一方で、税金はどんどん上がっていますよね。

会社員でも株式投資をして資産運用をすることが大事になりますが、僕は特にアメリカ株に重点をおいて運用しています。

米国株の中でも今回はキーサイトテクノロジー株について、現在の株価、配当金、配当が貰える月について紹介します。

キーサイトテクノロジー株について

米国株投資の中でも5G関連製品を開発、製造、販売しているグローバル企業のキーサイトテクノロジーについて、お伝えします。

オシロスコープ、信号発生機、ワイヤレス関連機器、ネットワークテスト機器でブランド力がある企業です。

  • 株価

  • 参考指標

会社概要

キーサイトテクノロジー株を買う場合、銘柄名はKEYSで検索すると購入することができます。キーサイトテクノロジーは米国の計測器メーカーで、世界中の研究機関、企業で用いられています。

KEYSの業績については、下記リンクを参照するとより深く知ることができます。

英語での公式サイトはこちらです。

https://investor.keysight.com/investor-relations/default.aspx

これが2014〜2018年の業績結果です。売り上げは増加しているのですが、純利益が減少傾向にあるのが気になります。以下からは2019年第3四半期の結果を用いて解説します。

損益計算書

下記に示す通り、第3四半期を終えての売上高が1087(百万ドル)、粗利益が1087-444=643(百万ドル)、営業利益が197(百万ドル)です。

  • Income from operations・・・営業利益

営業利益は197(百万ドル)です。売上高営業利益の値は197/1087*100=18.7%なので依然として高水準です。

  • Net income・・・純利益

純利益は2019年第3四半期は159(百万ドル)です。2018年から38(百万ドル)伸びています。さらに、EPS(Earning per common share)も0.21ドル増加しており、良い傾向です。

  • Interest Expense ・・・支払利息

ウォーレンバフェット氏によれば、永続的競争優位性を持つ企業は支払い利息を全く計上していないという特徴があります。営業利益に占めている支払い利息の比率は永続的競争優位性を判断する材料になります。

KEYSはと言うと、営業利益は197(百万ドル)、支払利息は20(百万ドル)なので、おおよそ10%ですね。

  • 売上高に対して売上原価が低いかどうか確認する

Total Costs・・・売り上げ原価

売上高に対して売上原価が低いと粗利益率が高くなるので、売上原価は低ければ低い方が良いと頭に入れておきましょう。売上原価の値は計算すると、441(百万ドル)です。

  • 粗利益率が40%以上かどうか?

粗利益率を一貫して40%以上を維持する場合、永続的競争優位性を持つ場合が多いです。粗利益率は損益計算表から算出する事が出来ます。計算式は以下式で求める事が出来ます。

粗利益=売上高ー売上原価です。粗利益率は(1087-441)/1087*100=59.5%です。粗利益率は2018年でも58%です。常に40%を維持するなら優良企業の場合が多いです。

  • 一般管理費は一貫して低いこと

伸びている会社に共通している事は一般管理費(Selling, General administrative expenses)が一貫して低い事です。コカコーラ、P&Gの粗利益に対する一般管理費の割合(SGA比率)は60%程です。

KEYSはと言うと、2018年は281/643=43.7%です。2018年では45.7%です。

特にこのSGA比率は一貫している事が大事です。例えばGMはSGA比率が20%~80%で上下しています。SGA比率の上下が意味するのは、自動車の売り上げが鈍化しても経費は高止まりしている事を意味します。投資する際は、このSGA比率も参考にして投資を行うようにしましょう。

  • 多額の研究開発費を要するか?

多額の研究開発費を要するかと言う点も企業分析には大事です。研究開発費は毎年150~160(百万ドル)とのことから、粗利益の25%は研究開発費です。

計測器メーカーなので、商品の刷新は常に求められるので仕方ありません。毎年の決算を見て、極端に研究開発費が増大しないかという点はチェックする必要があります。

  • 変更の必要性がない製品を一貫して生産し続けているか?

計測器メーカーなので、技術に追随する必要があり、研究開発費は必要になります。マクドナルドやスターバックス、コカコーラのように変更の必要がない製品を生産し続けており、時代の流れによっても売上が左右されないと言えます。

スタバのラテ、マクドのハンバーガー、コカコーラは変更の必要がありませんよね。変更の必要がない製品を一貫して生産し続ける事は一貫して収益を上げ続けるのに等しいです。

賃借対照表

次に賃借対照表(B/S)を見ていきましょう。

賃借対照表は負債の部と資産の部に分かれます。負債は、流動負債、長期負債に分かれます。

  • 流動負債(current liabilities)・・・1年以内に返済期限を迎える債務の事で、買掛金、未払い法人税、短期借入金、長期借入金満期分などが含まれます。
  • 長期負債・・・1年超後に返済期限を迎える債務の事で、取引先に対する買掛金、未払い法人税、銀行借入金、社債などが含まれます。

資産は流動性資産、長期性資産に分かれます。

  • 流動性資産(current assets)・・・現金及び、現金化が一年以内の資産
  • 長期性資産・・・現金及び、現金化が一年超かかる資産

純資産=資産ー負債合計で求める事が出来るので抑えておきましょう。

純資産=6348-3410=3037(百万ドル)です。

資産の中にどれだけの現金及び現金同等物が含まれるかが大事

資産の中にどれだけの現金及び、現金同等物(cash and cash equivalents)が含まれるかが大事です。

本業の結果として利益剰余金を蓄える事が出来る企業は好業績を引き出している可能性が高いです。KEYSを見ると、現金及び現金同等物は481(百万ドル)ほど増加しています。

長期借入金が少額、もしくは0であるかどうかを見ておく

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永続的競争優位性を持つ企業は10年間の長期借入金が少額、もしくは0である場合が多いです。KEYSを見てみると長期借入金が1432(百万ドル)です。2018年に比べれば減少しています。

自己株式調整済み負債比率が0.80以下の会社を探すと良い

負債比率=負債合計/純資産合計です。自己株式調整済と言うのは、純資産に自己株式の値を加えた場合を言います。

自己株式調整済み負債比率=負債合計/(純資産合計+自己株式)で求める事が出来ます。例えば、コカコーラは0.51、P&Gは0.71です。一方、GMは4.35、フォードは38です。

自己株式調調整済負債比率 = 3410(百万ドル)/ ((6348百万ドル)+312(百万ドル))=0.51なので0.80以下の条件は満たしています。

株主資本利益率の値をチェックすること

株主資本利益率=純利益/純資産*100%で求める事が出来ます。コカコーラやペプシは30%の値なので、30%を基準にしましょう。株主資本利益率から分かることは企業が内部留保をうまく活用出来ているかどうかが分かります。

純利益は、159(百万ドル)なので、159(百万ドル)/2934(百万ドル)*100%=5.4%です。30%に達していませんね。株主資本を利用して効率よく利益を出せる体制にはないことがわかります。

キャッシュフロー計算書

最後にキャッシュフロー計算書を見ていきましょう。

  • Cash provided by operations・・・営業活動によるキャッシュフロー

営業キャッシュフローは+なので事業としては成り立っており、147(百万ドル)の上昇。前年比の30%近く上がっており良いですね。

  • Cash provided Investing activities・・・投資活動によるキャッシュフロー

次に投資活動によるキャッシュフローですが、ここで僕が着目しているのが下記項目。

  1. Treasury stock purchases

まず、1ですが、短期借入及び、長期借入の事で、借入額が増加しているかどうかを見ています。2ですが、自社株式の購入額を示しています。短期借入額、及び長期借入学は増加しているので、良くないですね。

収益性が高い企業の場合、自社株買いに使える自由なキャッシュが豊富にある事が多く、永続的競争優位性の有無の判断材料に使えます。

企業が自社株買いを行って、自社株を保有し続けると、株式発行総数が減るため、ROEが向上します。KEYSを見る限り、毎年自社株買いを行っています。

結論

キーサイトテクノロジー株についてお伝えしました。こちらの株を購入するかですが、現時点では見送ります。11月〜年末あたりに下げ相場が来たらその時点で買いを入れます。

  • PERが110倍と市場から期待されすぎでは。同業のADIに比べると6倍近くのPERの値。買いの目標は90~95ドルぐらいです。
  • 2018、2019年の推移では純利益、株価ともに好調。ワイヤレス関連機器で期待され、5G関連銘柄としても良い。
  • 粗利益率は50%以上、営業利益率も18%と高収益体質だが、SGA費用、研究開発費に利益が圧迫されている。
  • ROEが5.9%と株主資本金から純利益が出せないので、成長性に疑問符がつく。
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